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青山古戦場(兵庫県姫路市) [その他の史跡巡り]

IMG_6512.JPG←石碑と解説板
 青山古戦場は、後に智将として勇名を馳せた黒田官兵衛孝高の初陣となった戦いである。青山の戦いは、赤松宗家とその庶流龍野赤松氏の対立に端を発している。宗家の置塩城主赤松義祐と龍野城主赤松政秀の対立は、織田・別所・龍野赤松・宇喜多連合と赤松宗家・浦上・小寺連合の争いという周辺諸豪を巻き込む騒乱に発展した。そして1569年8月、政秀は3000の兵を率いて、赤松義祐に属した御着城主小寺政職の家老黒田職隆・孝高父子の守る姫山城(後の姫路城)に向けて進撃した。孝高は、父職隆から離れて土器山に布陣し、最前線で政秀軍を迎え撃った。不意撃ち・挟み撃ちなど秘策を尽くし、悪戦苦闘の末に政秀軍を追い詰めてこの地まで撃退し、青山で最後の決戦となった。数に勝る政秀軍を撃退することに成功した孝高は、奇襲の作戦技もあって有名になったと言う。
 青山古戦場は、千石池の南東の袂に石碑と解説板が建っている。住宅地の奥の突き当りで、千石池の背後の丘陵はゴルフ場に変貌している。

 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/34.842364/134.626100/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:古戦場
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