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横山党館(東京都八王子市) [古城めぐり(東京)]

DSC01078.JPG←横山神社
 横山党館は、東京都の史跡名では「横山党根拠地」と言われ、武蔵七党で最大規模の武士団横山党の居館である。横山党は、武蔵国司として中央から派遣された小野氏の流れとも、武蔵国造の後裔とも言われ、孝泰またはその子義孝(隆)の時代に多摩丘陵の北、多摩川南流域の小野牧の一部を開墾して定住し、義孝が横山氏を称した。その後、海老名氏愛甲氏小沢氏田名氏目黒氏由木氏矢部氏など一族二十余家を輩出して勢力を張った。前九年の役では横山経兼が源頼義に従って功を挙げ、源頼朝の挙兵時には横山時広・時兼が軍功をたてて御家人に列せられた。しかし1213年の和田合戦で、時兼は和田義盛に味方して敗れ、和田氏一族と共に一族31人が滅ぼされて一族の勢力は衰退した。
 横山党館は、現在の八幡八雲神社の境内付近にあったと言われ、都の旧跡にも指定されている。神社境内の一隅に横山氏の御霊を祭った横山神社が建ち、ここから北へ200m程の位置にある妙薬寺には横山氏の供養塔がある。遺構はないが、横山氏所縁の史跡が散在している。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.661167/139.335158/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
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