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葛城城(栃木県さくら市) [古城めぐり(栃木)]

DSCN8504.JPG←台地周囲の切岸地形
 葛城城は、1457年に宇都宮氏の庶流塩谷氏の一族塩谷安房守惟延が築城し、その弟幸賀太郎行縄が居城としたと伝えられている。その後の1524年、塩谷幸賀三郎太夫宗春が城主の時、那須政資の攻撃を受けて落城し、そのまま廃城になったと言われている。

 葛城城は、荒川西岸の比高4~5mの低台地に築かれている。常陸海老ヶ島城の様な、浮島のような独立台地に築かれており、往時は低湿地帯に囲まれた要害であったと推測される。現在は、宅地や水田となっており、地勢以外に残っている遺構はない。台地の南東端に虚空蔵菩薩堂があり、以前はそこに葛城城のことを記した解説板があったらしいが、現在はなくなっている。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.703384/140.040160/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


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