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武田信成館(山梨県笛吹市) [古城めぐり(山梨)]

DSCN2802.JPG←居館北西角の塁線
(2020年8月訪城)
 武田信成館は、赤甲城とも呼ばれ、武田氏11代信成の居館である。以前は15代信守の館とされていたが、現在はそれより4代前の信成の館であったと考えられている。1398年、信成が信州へ出陣中に落館し、信成夫人は館内の井戸に身を投じたと伝えられている。1410年に信成の嫡子信春は、母を弔うため居館を清道院に改め、虎渓和尚を開山始祖にしたと言う。

 武田信成館は、現在は清道院の境内と畑になっている。外周には土塁の痕跡が残り、西辺から北辺にかけては切岸と堀跡の窪地・水路が見られる。わずかではあるが、方形居館の痕跡が明瞭で、GoogleMapの航空写真を見ると館の形状がよく分かる。尚、清道院には、信成夫人の墓や身投げの石組み井戸が残っている。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.623134/138.643180/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


山梨の古城

山梨の古城

  • 作者: 岩本 誠城
  • 出版社/メーカー: 山梨ふるさと文庫
  • 発売日: 2017/07/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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