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大胡城 その2(群馬県前橋市) [古城めぐり(群馬)]

DSCN0088.JPG←近戸郭外周の空堀
(2019年12月訪城)
 大胡城の近くを通りかかったので、11年ぶりに再訪した。今回の目的は、城域北端の近戸郭と大手口の遺構の確認である。これらの遺構は、11年前はその存在を知らず見逃していた。

 まず近戸郭は、大胡神社の裏手に大規模な遺構が残っている。高さ2m程の土塁で外周を囲み、北西部に横矢掛りの塁線の折れを設け、その外側には深さ7~8mの大空堀が穿たれている。これらはほとんど手付かずで改変を受けておらず、公園化・市街化された大胡城内では最も往時の雰囲気を残している。
近戸郭外周の土塁→DSCN0106.JPG

 次に大手(追手)付近。大手口は城域南端にある。前橋市役所大胡支所の建つ南郭の更に南で、現在は東西に車道が通っている。これが往時の大手道で、堀跡の用水路を越えて緩い登り坂を西に登っていくと、左手に秋葉台と呼ばれる土壇がある。おそらく大手口を守る物見台だったのだろう。上には御嶽山座王大権現などと刻まれた石祠が建っている。
DSCN0181.JPG←秋葉台

 場所:【近戸郭】
    https://maps.gsi.go.jp/#16/36.421680/139.159216/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
    【秋葉台】
    https://maps.gsi.go.jp/#16/36.417052/139.157671/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


関東の名城を歩く 北関東編: 茨城・栃木・群馬

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  • 出版社/メーカー: 吉川弘文館
  • 発売日: 2011/05/31
  • メディア: 単行本


タグ:中世平山城
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