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梅原館(群馬県桐生市) [古城めぐり(群馬)]

DSCN0071.JPG←土塁と堀跡
 梅原館は、桐生氏の初期の居館と考えられている。平安末期から鎌倉初期にかけて、この地を根拠とした足利俊綱(藤姓足利氏、藤原秀郷の後裔)の家臣桐生六郎(前桐生氏)は、梅原館を居館としたと推測されている。室町時代に桐生城が築かれると、桐生城の麓に新たに居館が築かれ、それ以降梅原館は下屋敷となっていたものと考えられている。

 梅原館は、梅原薬師堂・公会堂と民家の敷地となっている。西側に、南北に長いコの字型の土塁が良く残り、空堀らしい跡も見られる。南側に虎口があったらしいが、虎口東側の土塁は民家が建って削られてしまっている。また方形居館であったと思われるが、東側の土塁と空堀は桐生川に削られてしまったらしい。住宅地にしては土塁がよく残っており、見ごたえがある。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.432004/139.355221/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


群馬県の歴史散歩 (歴史散歩 (10))

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  • 出版社/メーカー: 山川出版社
  • 発売日: 2005/12/01
  • メディア: 単行本


タグ:居館
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