SSブログ

雷電山砦(群馬県太田市) [古城めぐり(群馬)]

DSCN3381.JPG←虎口の石垣
(2021年2月訪城)
 雷電山砦は、金山城主由良氏が築いた砦と考えられている。藪塚温泉から籾山峠に至る途中の標高190mの雷電山に築かれている。南西の県道脇から登山道があり、それを登っていくと砦に至る。砦の名の通り小規模な城砦で、山頂部には土壇と腰曲輪状の平場がいくつか見られ、四阿や雷電山の標柱がある。この砦では、南山腹を廻る横堀があり、虎口には石垣が残っている。しかし横堀はほとんど腰曲輪の様に見え、虎口の石垣も小さい。虎口の上を山頂まで登る道の脇には竪土塁・竪堀があるが、竪堀はほとんどわからない程度のものである。この他、県道脇の登り口近くに井戸があるとされるが、私が確認した限りでは石切場の跡らしく、遺構とは思えなかった。
 尚、砦には車道脇から登れるのだが、登り口近くには車を駐車できるスペースがない。しかも車の往来が結構激しい山道なので、路肩に車を停めておくのも困難である。そのため少々行きづらい位置にある砦である。
砦の頂部の平場→DSCN3399.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.364308/139.327401/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


関東の名城を歩く 北関東編: 茨城・栃木・群馬

関東の名城を歩く 北関東編: 茨城・栃木・群馬

  • 出版社/メーカー: 吉川弘文館
  • 発売日: 2011/05/31
  • メディア: 単行本


nice!(5)  コメント(0)