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AMAZONマジック [雑感]

昨日、AMAZON(USA)に注文していたCDがようやく届いた。
このCD、実は注文したのは去年の6月末である。
ず~っと長いこと、「すぐに発送できません。~ごろの予定です。」
というメールが数週間おきに届き、
そのたびに遅れの承認処理をして、しかたなく待っていた。

その内、「まだこの商品必要ですか?」と言うような、
人をバカにした様なメールまで届く始末だったが、
ずーっと延長したらどうなるのだろうと、
なかば興味本位で延長してきた。

もうほとんど入手はあきらめていたのだが、
3月中旬ごろになってから、突然「発送しました」というメールが飛び込んできた。

それがようやく届いたのである。
待つこと9ヶ月。
AMAZON、真面目にモノを入手して届ける気ないだろー、
なんて思っていたが、一応忘れてなかったようだ。

以前同じように発送日延長されたCDがあって、
そのときは半年たたずに入手をあきらめたが、
この分ならば、時間はかかっても入手はできるようだ。

ロングテール品は、売る側に利益をもたらすだけでなく、
買う側に入手の貴重な機会を提供してくれることが実験できた。
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無名の城の衝撃 [雑感]

山城を歩いていると、
ネットや日本城郭大系でもほとんど記載の無い、
無名の城に行くことがある。

ほとんど情報が無いので、登り口すらよくわからない。
城めぐりの猛者は、自治体の文化財課などに電話したりして情報収集しているが、
不精な私は、そんなこと一度もしたことが無い。
で、現地に着くと適当に当たりをつけて登ることになるが、
途中の不安は大きい。
この先に本当にまともな城郭遺構があるのかどうか?
道は合っているのか?

しかし、そんな不安を抱えながら山を登った先に、
想像もしていなかった良好で規模の大きい遺構に出くわすと、
そのときの感動といったら、この上ない。
この先1ヶ月は幸せな気分でいられるぐらいの衝撃である。

そんな城は、感動のあまりブログにつける星の数も、
やや甘めになる。
布袋ヶ岡城岩部山城がそうだった。

今日も、運良くそんな城にめぐり合った。
諏訪山城という城だが、なんでこれが無名なのか、
不思議なくらい素晴らしい遺構だった。

先日違う城が大ハズレで、
藪だらけでほとんど前が見えないし、草木が顔面に当たって鼻血出すし、
それでも堀切3本見つけたが、縄張は藪でさっぱりわからず。
今日も、藪だらけだったら困るなー、堀切の2~3本でも見つかればいいか、
ぐらいの感覚だったが、
うれしい大誤算だった。

これでしばらくハッピーな気分でいられそうだ。
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寝台特急「北陸」廃止 [雑感]

北陸001.jpg←「北陸」と「能登」(2003年9月)
もう1ヶ月近く前の話になるが、
今年3月のJRダイヤ改正でまた寝台列車が廃止になるという報道があったのを思い出した。
上野~金沢間を結ぶ寝台特急「北陸」である。

北陸には過去に2~3度乗ったことがある。
北陸でうれしいのは、B寝台と同料金で個室に乗れる「ソロ」があることと、
シャワールームがついていることだ。
たまに乗ると、うれしくてウキウキしてしまったものだ。

ただ、今の世間相場からすると、寝台料金が高い!
B寝台で6000円以上もするのである。
それで設備が割りとショボイから、(当然インターネットなんか入るわけないし)
利用客が減るのも当然だよなぁ。

室内をもっと木を使った情緒あるものにして、
ネットも地デジも入るようにして、
それで値段を半分の3000円程度にすれば、
かなりの乗車率が見込めるだろうに・・・。

JRも、経営効率一辺倒でなく、
旅心をくすぐるような列車、特に寝台特急をもっと増やしてくれればいいのにと思う。
今は現役世代よりリタイヤ組の方が金持ってるから、
そういう列車が増えれば、結構みんな乗ると思うんだけどなぁ。
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セルフレジ [雑感]

今週月曜の会社帰りに、近くのスーパーに寄ったら、
レジの一部にセルフレジが導入されていた。

ものは試しでトライしてみたが、
初めてなので勝手がよくわからない。
それでもちょっと時間掛けて何とかこなしたが、
バーコード読んだものからレジ袋に入れていかないとさばきにくいので、
通すものの順番を考えるのが難しい。
まぁ、慣れれば何てことないのだろうが・・・。

それにしても味気ないものだ。
もう何十年も前にスーパーのレジ係が
袋詰めをしてくれなくなって、
自分でレジ袋に品物を入れないといけなくなった時も、
同じように味気なく思ったものだ。

経営効率ばかりを優先して、
ホスピタリティとか人同士のふれあいとか、
そういうものをバンバン切り捨てていく最近の日本の企業風土には
大きな違和感を感じざるを得ない。

こうした企業の経営体質が、
日本社会に巣食う病巣をより深刻なものにしていっている要因の一つであることは、
近年の自殺者の増加を見れば明らかなことだ。
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F1へのパッション [雑感]

今日、トヨタがF1撤退を発表し、
先日のブリジストンのタイヤ供給撤退と合わせて、
日本メーカーがF1から姿を消すことが確定した。

まぁ、私はトヨタは元から好きではないし、
(なによりクルマ造りの姿勢が気に食わない。
ただ大衆受けして売れればいいというクルマが多すぎ。
トヨタ好きの人、トヨタに乗っている人、ごめんなさい・・・。)
今回の撤退も、トヨタのF1にかけるパッションが結局ちょっと欠けていたんだな、
と感じただけである。
(チーム代表の山科さんだけは、がんばっていただけにかわいそうに思うが。)

対照的なのはフェラーリで、
その存在は、F1ではすでに生きる伝説となっているといっても過言ではない。

先日、カーグラフィックTV25周年のフェラーリ特集の末尾、
CGの田辺さんが、
「唯一、現代F1を最初から一度も絶やさずにやっていることって、
それだけでもすごいことでしょ。そんな会社、ありえない訳ですよ。」
とフェラーリのことを言っていたのが、思い起こされる。

他の大メーカーは、BMWにしろトヨタにしろ、
そしてあのホンダでさえ、結局自分を市場にアピールする場としてしか
F1を捉えていなかった。

そんな中で、唯一、フェラーリだけが、
真のパッションを持ってF1に参戦し続けている。
それは亡きエンツォから代々受け継がれてきた、
フェラーリにとって最も大切な伝統なのだろう。

今回の相次ぐ大メーカーの撤退報道を聞いて、
田辺さんの先ほどの言葉を身にしみて感じた。

こんな苦難の時代でも、その火を絶やさず乗り越えたチームだけが、
次の時代へ伝説を語り継ぐ存在となれるのだろう。



タグ:F1
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大モンゴルの世界 [雑感]

10月に私が約10年間待ち望んでいたドキュメンタリーが再放送された。
かつてNHKで放送された「大モンゴル」である。

最初に放送されたのは1992年ということだが、
当時まだ放送されたのを知らなくて、
大都の復元CGが放送された回だけ、
たまたま見ることができた。

そしてようやく10年ほど前に再放送されたのだが、
これまた気付いたのが遅くて、録画できたのは第2回から第4回までだけ。
最終の第5回は録り逃してしまった。
以来、ずーっと再々放送されるのを待ち望んでいたのだが、
それをようやく全て手元に録り揃えることができた。

やはり本で読むのと映像で見るのとは大違いで、
イラン高原に勢力を持っていた教団イスマーイール派の城塞など、
比高300mの断崖上に築かれた要塞で、
ほとんどロッククライミングのようにしないと登れない要塞だ。
日本の峻険な山城も、楽勝に思えてしまうほどである。

また、フレグ・ウルス(俗に言うイル・ハン国)で書かれたフランス王への親書は、
ペルシャ(現在のイラン)で書かれたモンゴル語の手紙に、漢文の玉璽が押されているという、
世界帝国モンゴルの広がりをそのまま形にしたような印象深い手紙だった。
そして最後まで残ったチンギス裔による国家、クリミア・ハン国の城塞など。

しかし今回よくわかったのが、決してモンゴルは一過性の嵐ではない。
その後の世界の歴史に大きな影響を与え続けたということだ。

先月、「大モンゴル」が放送されるのと相前後して、
岡田英弘氏の書いた「モンゴル帝国の興亡」という本を読んだが、
岡田氏の言うモンゴル帝国とは、1300年代に分散消滅したモンゴルではなく、
はるか後代まで続いたモンゴル勢力全てを指していた。

日本の中学・高校で習う世界史は根本的に間違っていて、
かつて中世までは世界の中心がアジア・中東であったことを忘れて、
西洋中心主義に凝り固まっているのだが、
モンゴル帝国についても、中国で明が元を駆逐して、
それで終わったかのように教えている。

しかしそれはとんでもない間違いで、
モンゴルは中国を放棄しただけで、
中国北方の草原地帯で、相変わらず強大な勢力を保持し続けていた。
ただかつてのまとまりは失われていて、
チンギス裔やそれを戴く有力者が群雄割拠するようになっていた。

そして世界各地で後に続く国は、みなモンゴル帝国の勢威を背景に成長した。
ロシア帝国、ティムール帝国、そして清王朝。
これらの国ではモンゴルの有力者がそのまま王朝の貴族層として勢力を持っていた。
イワン雷帝などは、自己のモンゴル(ジョチ・ウルス)の後継者という正当性を確立する為か、
一旦、チンギス裔の貴族に譲位したりしている。

遥か時の彼方に消えたように見えるモンゴル帝国の残影は、
現在の歴史の裏側にしっかりと残っているのである。

また、やらかしよった。 [雑感]

あ~あ、NHKまたやらかした・・・。
先週も書いた大河ドラマ「天地人」である。

慶長出羽合戦の最後の見せ場。
兼続の歴史に残る見事な撤退戦である。
歴戦の謀将、最上義光すら舌を巻いたという、見事な引き陣であったと伝えられる。

これを描かなかったら、いったい兼続のなにを描くんだぁ?
というぐらい、重要な見せ場であるはずなのですが・・・。
(なにしろ兼続が指揮した戦で、はっきり歴史に残っているのはこれぐらいなもん。)

ふっふっふ、これはまたしてもやられたな、
というぐらい、NHKは見事に肩透かしを食らわせてくれました。
見事な撤退戦のことは、まったく話にすら出てきませんでした。

結局、妻夫木兼続は、若造のくせにいきがって家康に反抗して、
見事に裏目に出た、ただのアホで終わるようです。
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二つの関ヶ原 [雑感]

「天地人」で、とうとう慶長出羽合戦が取り上げられた。
(なんだかんだ文句言いながら一応見てたりする。)

ところが!

直江兼続を語るには避けて通れない、
物語のクライマックスのはずだが、
どうも描き方がピリッとしない。

庄内、上山口からの進撃と連動した3方面同時侵攻の戦略構想はもちろん、
畑谷城の激戦も一切語られず。
それどころか、長谷堂城合戦での最上方の善戦など、
その描写も説明もない。

長谷堂城も、せっかくCGで描くんだったら、
山形市のパンフに載っているような、
きちんとした考証に基づいたものにすればよかったものを・・・。

結局見終わって多くの人が持つであろう感想は、
終始、小城の長谷堂城を囲んでいたが結局為す術なく抜けなかった、
何だだらしない、ということに尽きるのではないだろうか。

また、関ヶ原本戦での小早川の寝返りについても、
心理描写がものすごく皮相的。

脚本、演出など、大河ドラマを作るスタッフ陣も人がいなくなったなぁ、
と思ったしだいでした。
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ある派遣社員の実例 [雑感]

昨今の厳しい景気の中で、
派遣社員に対するセーフティネットや、製造業での派遣規制が叫ばれているが、
つい最近、私の職場であったある実例について。

ここ最近、急に製造量が増えてきて、
製造現場の人員が足りなくなってきたので、
派遣さんを新たに雇い入れた。
8月の頭のことである。

数日間の実習を経て、
製造の交代勤務に就いた。
そして、お盆明けの今週、
作業中に手を軽く切る怪我をした。
いわゆる赤チン災害である。

その翌日、怪我の影響で休みを取った。(赤チン災害程度で休みかよ!)
その後、どういう経緯があったか知らないが、
昨日付けで、本人の希望により退職。(ただし、現場でのイジメはない)

途中、お盆休みが入っているので、
実勤務日数としては、実質1週間程度である。

どう思いますか、皆さん。
私は派遣社員に対する蔑視や差別感情を持ってるわけでもないし、
今年の3月に、景気悪化で多くの優秀な派遣さんが
職場から追われていく悲しい現実を目の当たりにしてきた。
だから、一生懸命、責任感を持って仕事している人を、
理不尽にクビを切ることのできる現状には、
大きな問題があって、何らかの規制が必要だと思っている。

でもその一方で、現実にこういう無責任な派遣さんもいるのである。
正社員だからと言って、無責任な人がいないわけではないが、
やはり登録型派遣の人の方が、比率的にそういう無責任な人が多い。

働きたくても働けない、かわいそうなまじめな派遣さんがいる一方、
仕事をなめてんじゃないの?っていういい加減な派遣さんがいるのも事実。

こういう一部の無責任な人間がいるせいで、
派遣社員の地位向上はなかなか進まないだろう。

派遣さんの地位向上のためには、
単に雇い入れる企業側の規制を強化するだけではなくて、
すぐ職場を辞めるような無責任な人に対して、
何らかのペナルティを課すことができるようにすることも必要ではないだろうか?
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西国城郭の石垣 [雑感]

最近、西日本での集中豪雨による水害や、
静岡の中規模地震の話題が続いている。

その中で、駿府城の石垣が崩落したのは、
城郭好きとしては最大の凶事であった。

また話題にはなっていないが、
西国の山地に築かれた山城も、
人知れず土砂崩れで一部崩壊しているかもしれない。
かつては、北陸で一乗谷城が崩れていたことがあった。
(正確には山道が崩壊して道が途絶していたので、
 城の損傷具合は不明だが・・・)

さて、そんな中でふと思い当たったこと。

西日本には台風が多く、梅雨も土砂降りのような降り方が多く、
城郭にとっては厳しい条件だ。
土塁は崩壊しやすいだろう。
そうか!
西国の城に石垣が多いのは、
大雨で土塁だと崩れやすいからではないか?

石垣ならば、排水対策さえしていれば、
かなり崩落は防げるはず。

最近の異常気象の中でも、
城のこと考えている馬鹿な城好きでした。
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言い訳 [雑感]

ここしばらく今年の初春に行った、山形の城をUPしてきた。

中でも特に、最上義光を上杉(直江兼続)が攻めた、
慶長出羽合戦に登場する城郭が多かったのに気付かれた方も多いと思う。

しかし決して大河ドラマ「天地人」をやっているから、
慶長出羽合戦の城を巡った訳ではない。
私はもともと最上氏が好きなのである。

それはともかく、この「天地人」というドラマ、何とかならないものだろうか。
時代考証はめちゃくちゃだし、理由もなく兼続がモテまくるだけの訳のわからない話だし。
(一応城郭チェックの為、1.5倍速&早送りで見ているが・・・)

おかげで、
時代考証を無視したドラマ設定の中で、
こざかしく動き回る前髪垂れた妻夫木兼続を見ていたら、
兼続が嫌いになってしまった。
最近では主君景勝と話すのは、国の行く末より専ら家庭の話ばっかりで、バカ丸出し。
本当はもっとまともな知将だったろうに・・・。

そうそう今日の伊達政宗もひどかった。
仮にも奥州の名門伊達家の当主なのに、あれじゃただのヤンキーのあんちゃん。
天下に謳われた「伊達者」でしょ?
もっと派手で、それでいてフォーマルな衣装こそ政宗にふさわしいはず。

Gacktの長髪謙信とか、若い女性に媚を売るような大河ドラマが多いが、
こんなことならNHKの大河ドラマはもうやめた方がいいと思う。
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今年のF1には困ったものだ・・・ [雑感]

先週末トルコGPがあったが、
またブラウンGPのバトンが優勝した。

これで7戦中6勝。
圧倒的な強さだが、なんか変。

そもそもフェラーリとマクラーレンがあまりに悪すぎる。
特にマクラーレン。
昨年のワールドチャンピオンが、予選の第1ステージで消えてしまうゼッ不調。

フェラーリはまだいいが、それでも優勝争いには程遠い。

それもこれも、おそらくKERSのせいなのだろう。
かつてのターボのように、数年立てばかなり戦闘力のあるシステムになるのだろうか?
でも今後のレギュレーションがどうなっていくのか不透明だし、
どこまで活きたシステムになるのだろう、KERSって。

去年の方がレースが面白かったなぁ・・・。
タグ:F1
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戦国北条の一族 [雑感]

この冬の城巡りの目標の一つは北条系城郭を巡ることであった。

私の一番好きな戦国大名は、小田原北条氏である。
始まりは、NHK大河ドラマで武田信玄が流れていた時のこと。
杉良太郎演じる北条氏康が、めちゃくちゃかっこいい!
貫禄十分で、これぞ御館様。

それはともかく、
戦国下克上の動乱を自ら先頭に立って呼び込んだ一代の傑物、
北条早雲にはじまる北条氏には目を見張る優れた特徴がある。

一つは、高度な政治システムとそれに立脚した優れた内政である。
評定衆という合議体による政治決定システムは、
そのまま徳川幕府に引き継がれることになる。
また、他国より低い年貢率、目安箱による民意の吸収など、
何より民政面においてどこよりも革新的な戦国大名であった。

もう一つ、重要なことがある。
北条5代100年の治世において、
お家騒動が一度としてなかったのである。

中国北半を凌駕した金王朝の完顔氏がその草創期、
「兄弟叔姪、心を同じうし力を合わせて土彊を開き、絶えて猜忌の状なし。」
と史書にたたえられるが、
それはそのまま北条氏に当てはまる。

当主は嫡子にあらかじめ当主の座を譲って隠居し、
嫡庶の区別を明確にしたため後継争いが起こることはなかった。
兄弟は一丸となって宗家を助け、一度として反を謀ることがない。
あの小田原の役の苦境にあっても、である。
ゆえに領国は安定し、
謙信亡き後の後継争いに揺れる越後や、
代替りでの家臣団の移譲に失敗した甲斐を尻目に、
着々と勢力を拡げ続けた。
関八州の制圧に、あと一歩のところまできていたのである。

武田勝頼が、上杉景勝の支援さえしなければ、
歴史の行方は大きく変わっていただろう。

北条氏は新興勢力ながら関東戦国の動乱期を、
軍政両面で常にリードしていたのである。
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山城はスポーツだ! [雑感]

昨日、今年初めて長野の城を攻めた。
北信の雄、村上義清の葛尾城の支城巡りである。

普通の山城は比高100~200m程度がほとんどなのだが、
長野はハードな山城が多く、
比高300m超なんてのはザラ。
今回も比高400m近いのを連チャンで攻めたのである。
結局1日でTOTAL1000mオーバーの山登りであった。

長野の山城巡りはまさに全身運動。
例えば狐落城の急峻な坂をロープを伝って昇り降り。
枯葉や蔦に足を取られてすっ転べば、
まるでスノーボードでこける様なもの。

さすがに今日は筋肉痛だ。

おまけに長野の山城の攻略方法を事前に検索したら、
一番参考になったのは、
なんと「長野県山岳ガイド」という山岳登山者ご用達のサイト!
世界が違うやんけ!

カンペキに山城巡りはスポーツだ!
リフトがない分、スノボーよりハードかも。
以前、城巡りのことを一部でキャッスリングというのだと紹介したことがあったが、
確かにそのとおり。
言い得て妙とはこのことか。
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仏像盗難犯逮捕! [雑感]

今日、京都の建仁寺などで仏像を盗んでいた男が逮捕された。
仏像を寺から盗むとは、とんでもないことである。
以前ニュースで「なんと罰当たりな・・・」と言っている一般の女性の方がいたが、
ホントその通り。

私は別に信心深くもないし信じてもいないが、
でも皆の信仰する仏様を盗むのはいくらなんでもないだろう。
人の心を土足で踏みにじるのとなんら変わりのない非道の行為である。

城巡りがてら神社仏閣を巡る機会も多いので、
仏像を目にすることも多いのだが、
まさかあれを盗もうと思う人間がいるとは。

思うだけでも犯罪的行為である。
何か心の中の大切なものを失ってしまっているのだろう。
犯人が二度と世間を歩けないよう、厳罰に処して欲しい。
法改正をしてもいいぐらいだ。
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泣いて馬謖を斬る ~三国志 蜀書 諸葛亮伝より [雑感]

1年以上前から、ちくま学芸文庫の三国志を読みなおしている。
これは、小説のいわゆる演義ではない。
司馬遷が史記において創始した史書の体例に則った、歴史書(正史)である。

寝る前にちょこっと読むぐらいなので、今月やっと蜀書に入ったところだ。
三国時代きっての名宰相、諸葛亮の伝にはこの故事が出てくる。

諸葛亮が周到な準備をして臨んだ、第1回北伐。
先鋒の大将に抜擢した馬謖は街亭で魏軍に大敗し、蜀軍の軍事計画全体が狂ってしまった。
諸葛亮は、その才を愛した愛弟子のような馬謖を、周囲の反対を押し切って軍法に則り涙ながらに処刑した。

果たして正しい決断だったのかどうか。難しい問題である。

秦の穆公は2度も敗戦した孟明視を宰相として起用し続けた。
孟明視は、穆公の信頼に応えるべく、身を慎み善政を施し国を富ませ、
ついに3度目で勝利をつかんだ。

晋の荀林父は邲の戦いで大敗を喫したが、罪を許された。
そして数年後、恐るべき強敵の赤狄を打ち破り、主君景公の信頼に応えた。

また日本の南北朝の抗争では、
足利方の大将たちは、総大将の尊氏はもとより、
細川顕氏、山名時氏など何度も戦いに敗れているが、
最後には劣勢を盛り返し、室町幕府の礎を築いた。

もとより戦の勝ち負けは時の運である。
たった一度の敗戦の責で、斬首するのが正しいのかどうか。

しかし諸葛亮にも理由があった。
可愛がってきた部下の失敗を許せば、不公正とみなされるであろう。
そうすれば諸葛亮の政治は信頼を失う。
また周到な準備をして乾坤一擲の攻めに出た北伐は、
劉備より後事を託された諸葛亮にとって、人生の全てをかけた重要な戦いであっただろう。
それを緒戦で台無しにする大失態は、許せるものではなかったのかもしれない。

すべては結果で判断するしかないのであろう。
馬謖を用い続けながら、再度敗北を喫し、北伐が成らなければ、
人を見る明がなく、ひいきをしたとみなされる。
馬謖を斬っても結局北伐が成らなければ、
有為な人材をあたら無にしたと謗られる。

非常の決断とは、何が正しいのか。難しいものだ。
馬良・馬謖兄弟の伝まで読み進めたところで、ふとそう思った。
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JALすっちーの謎のあいさつ [雑感]

先週、正月明け早々、まだ2日しか出社していない状態で海外出張をした。
3泊4日の行程である。
その際のことであるが、
利用したJALの機内で不可思議なことがあった。

なぜだかわからないのだが、
JALのすっちーが離陸後に私のところにあいさつに来たのである。
(今はスチュワーデスって言っちゃいけないんですよね。
現在の正式名称はキャビンアテンダント。略してCA。)

いきなりで予想外のことだったので、ビックリした。
最初自分が何かやらかしたのかと思ってしまった。

それも、行きだけでなく帰りも、である。
3~4ヶ月ほど前にもJALで海外出張しているので、そのせいだろうか?

帰ってきてから調べたら、搭乗回数が多くマイルが一定以上になると、
すっちーのあいさつ付きになるようだが、
そんなマイルは持っていない。

理由は今でもわからない。
新年早々の初謎である。
初詣のごりやくか?

ちなみにこのすっちーのあいさつ、あまりありがたいものではない。
別に何をしてくれるわけでもなく、全く特典がないうえ、
映画や音楽を聴いている最中に来るのである。
なにかもらえるとか、特別サービスでもあれば話は別であるが。
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国土変遷アーカイブの面白さ [雑感]

結構知っている人は多いと思うが、
国土地理院の公開HPの中に「国土変遷アーカイブ」というものがあり、
過去の空撮写真を全国規模で閲覧できるようになっている。
私も知ってはいたが、使い方が良くわからず利用したことがなかったが、
昨日時間があったので、初めて利用してみた。

基本的に、城郭遺構がかつてはどの程度残っていたかを見ることに徹して閲覧した。
その結果わかったこと。

1.大体、戦後間もなくの時点でもほとんど今と変わらないぐらい、
  遺構は湮滅しているようである。
  従って、遺構破壊のほとんどは明治維新から戦前までの時期に完了している。
  要するに、富国強兵と近代化政策の中で姿を消したものがほとんどであるようだ。
  江戸城古河城金沢城小松城松本城山形城など。
  かえって今の方が遺構が復元されて城らしくなっているところもあるくらいだ。

2.私の住んでいる宇都宮の城郭、宇都宮城は、
  思ったよりかつての縄張りを残していること。
  まぁ、ほとんど消えていることに変わりはないが、
  (特に本丸の東側はひどい。戦後間もない頃でも遺構は壊滅状態である。)
  本丸の西から南西にかけて、三ノ丸外堀と二ノ丸の堀が、
  1960年代までははっきりと残っていた。
  そしてそれは今でも、駐車場などになって、
  ほぼその形状を追うことができることがわかった。

3.宇都宮市内にあった江曽島城は、現在ではほとんど原形をとどめていないが、
  1960年代まではその形状が明瞭であった。
  主郭北側には堀を挟んで土塁まで構築されていたようだ。
  また周囲は現在は宅地化で見る影もないが、
  かつては一面水田になっていて、更に中世戦国期では湿地帯であったのだろう。
  すなわちこの城もまた、湿地帯に浮かぶ浮島のような城だったようである。

使い方がわかればなかなか面白い。
城の縄張り探しの一助になりそうだ。
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アロンソ優勝!(F1シンガポールGP) [雑感]

いやぁ、久しぶりの優勝だなぁ、アロンソ。
あの非力なマシンで、しかも予選15位からの優勝とは快挙だ。
前回のイタリアGPでは、
最年少優勝を果たしたベッテルのところに、離れたところからわざわざ歩いてきて優勝を称えるなど、
元王者の度量と優しさが感じられたが、今度は見事に自分のもとに幸運を呼び込んだ。
土曜日の予選は不運のきわみで、マシントラブルで予選15位と沈んだが、
日曜の決勝ではセーフティーカーのタイミングが、まさにアロンソのために入ったような絶妙さで、
うまく幸運を呼び込んだ。
思えば、セーフティーカーの入る原因となったのが、チームメイトのピケJrのクラッシュで、
最大のサポートだったかもしれない。
また、シンガポール市街地コースは、低速な直角コーナーが多く道幅も狭いので、
マシンのエンジンパワーの差が現れにくいコースだったのもよかった。
そんなコースだとわかっていたからアロンソもこのレースには、
かつてないような意気込みで臨んだのだろう。

やっぱりあきらめない強い心が大事だな。
がんばっていれば、こういういいこともあると思えると、
逆境でも「よし、やってやろう」と思えるようになる。

非力なジョーダンで元王者のデーモン・ヒルが優勝したことがあったが、
同じようにいいレースが久しぶりに見られて感動した。

とにかくアロンソ、久しぶりの優勝おめでとう!


しっかし、ライコネンは最近ぜんぜんダメだなー。応援してるのに、いいとこなし。
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「アウシュビッツ」に見る連合国の偽善 [雑感]

 NHKで「アウシュビッツ」という5回放送のドキュメンタリーがあった。アウシュビッツとは言うまでもなく、ナチスドイツの行ったユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)の最大の舞台となった絶滅収容所のことである。
 これほどの組織的かつ機械的な大量虐殺は、人類史上でも他に例を見ないことは周知の事実であるが、多くの普通の様に見受けられるドイツ人が多数、この虐殺に関わっていたことは衝撃的なことである。アウシュビッツだけで8千人の人員が囚人の監視や殺害に関与していたという。もちろん、何がそこで行われているか、十分知った上で。そして恐るべきことに、ここで働いていたドイツ人兵士達は、凄惨な戦闘の行われていた東部戦線から遠く離れたこの平和な地で、皆日々の生活を楽しみながら、毎日万単位の人間を殺戮し、ユダヤ人たちから没収した財産で私腹を肥やしていたのである。
 それだけでも恐ろしいことであるが、もう一つわかったのは、連合国側もかなり早い段階(1942年ごろという)からユダヤ人の組織的大量虐殺をナチスが行っているという情報を断片的にではあるが入手していたにも関らず、ほとんど有効な策を打つことなく放置していたということである。また1944年後半のドイツの敗色濃厚になった段階で、ユダヤ人団体からアウシュビッツへ通じる鉄道輸送網を爆撃するよう、イギリス・アメリカが要請されていたにも関らず、その作戦を実施することはなかったという。
 確かに、国際的な監視の目がきちんと機能していれば、情報伝達の遅い当時とはいえ、これほどの組織的大量虐殺が行えるわけがない。またドイツ以外にも、反ユダヤ主義を掲げてナチスのホロコーストに直接間接に協力した国は多いのである。
 今にして思えば、映画「ニュールンベルグ裁判」でマクシミリアン・シェル演じるドイツ側弁護士が、後半のクライマックスで、厳しく連合国側を指弾していたことは正当なことである。「本当に彼らはヒトラーやナチスの目的を知らなかったのか?そんなことはない、彼らは知っていたのに手を出さず黙認していたのだ」と。彼らはうすうすわかっていた。しかしユダヤ人に対する広い偏見が、彼らをして積極的な行動を起こさせなかった。そうした意味で、ホロコーストはドイツ人単独に犯罪ではなく、西洋社会全体の犯罪であったと言えるだろう。
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秋葉原通り魔事件の衝撃 [雑感]

 今日、15時ごろテレビをつけたらNHKで緊急ニュースが流されていた。私が秋葉原通り魔事件に接した最初である。そのときは2人死亡となっていたが、夜には7人まで増えてしまった。日曜日にホコ天でごった返す大通りでこのような凶行が行われようとは・・・。
 実は今日は、久しぶりに輸入CDでも探しに、秋葉原にでも行ってみようかと思っていたのである。たまたま予定が変わったので行くのは中止になったが、もし出かけていればこの事件に出くわした可能性が高かったのである。これまでも度々通り魔事件があったが、自分の知らないところで起きていたので、まるで遠い国の出来事のようにしか感じていなかった。しかし今回は自分にとってかなり身近に思っている場所で起きたことがとてもショックだった。事件が起こったのは、以前に何度となく通っている交差点なのである。
 巻き添えを食らって亡くなられた方は、本当にお気の毒というほかはない。事件の起こる数秒前まで、自分がもうすぐ死ぬことなど考えてもみなかっただろう。それが突然に、である。一方で、この凶行を起こした犯人は許せない。こういう犯人は、精神異常の有無にかかわらず、即決で死刑台送りにしてもらいたいものだ。近年、死刑廃止が叫ばれつつあるが、死刑を廃止するには程遠い、現代の不穏な世情である。
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PCの修理(ソニータイマー発動!) [雑感]

 昨日、壊れて修理に出したPCが帰ってきた。壊れたといってもDVD/CDドライブの故障なので、本体には直接影響がないのだが、PC本体を修理に出すというのはなかなか大変な作業である。何しろハードディスク内には個人情報がてんこ盛りである。ちょろっとでも流出すれば、自分だけでなく友達などにも迷惑をかける恐れもある。メールデータやアドレス帳なども、全て一旦外部取り付けのHDDに避難させたりと、結構面倒な作業をしなければならない。インターネットのログオンパスワードなども消しておかないと、勝手に登録内容を見られてしまう恐れもある。
 昔はメーカーなどの「教育を徹底していますので、必要のない情報を覗いたりすることはありません。」などというお断りを信じることもできたが、最近の世相ではとても見ず知らずの他人を信用することはできない。どこにどんな邪(よこしま)な心を持っている人間がいるか、知れたものではないのだ。
 お年寄りなどは、こんなデータの移動の作業、できないであろう。自己防衛したくてもできる能力のない人もたくさんいる。PC一つ修理に出すにも、大変な世の中になったものだ。
 それにしても、ドライブの修理だけとはいえ、あっという間に修理が終わった。水曜の夜にメーカーに発送して、昨日の昼に家に到着なので、中2日である。この早い対応はありがたい。ちなみにPCは、SONYのVAIOノートである。買って半年で故障したので、いわゆるソニータイマーの発動というやつだ。先代VAIOも、買ってからちょうど1年ちょっとで電源基盤がぶっ壊れたらしく起動不能になった。修理対応が迅速なのはありがたいが、それ以前に壊れにくくソニータイマーなどと揶揄されないPCを作ってもらいたいものだ。VAIOを購入する場合、SONY STYLEで3年保証で購入しないと非常に危ない、というのがこれまでの私の経験である。
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海の北条 [雑感]

 CSのファミリー劇場で放送されているNHK大河ドラマ「武田信玄」が徐々に佳境に入りつつある。週1回の放送なので進みが遅いが、今回は第12回「海の北条」。そうです、我らが杉良の北条氏康様の初登場です。ようやく前回の「越後の虎」で上杉謙信(まだ長尾影虎だが)が出てきたが、引き続いて今回は信玄の好敵手の一人であった北条氏康である。それもこの回では、長尾影虎、北条氏康、今川義元と、戦国時代のスーパー大名そろい踏みでの登場である。前回、上田原の合戦で、武田家重臣の板垣信方(菅原文太)・甘利虎泰(本郷功次郎)の両名が戦死して姿を消したので、ここから前半の折り返し地点になるということで、こういうオールスターキャストの回が出現したのだろう。
 だけど今見ると、杉良の氏康は貫禄十分だが、逆に貫禄ありすぎてどう見ても30代の若さには見えないのがちょっとツライ。それと柴田恭平の影虎は、思ったほど悪くないな。最近ではこういう重厚な時代劇は少なくなってきたので、なかなか見ごたえがある。
 とにかく、がんばれ杉良!がんばれ北条氏康!武田・今川を滅ぼして全国制覇へまっしぐらだ!(史実お構いなし!)
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武田信玄 [雑感]

 最近、CSで懐かしい中井貴一主演の武田信玄が始まった。この前後の時期の大河ドラマほど、俳優陣が充実していた時期は記憶に無い。(といってもそれ以前は私が幼かったのでよく知らないが。)「武田信玄」では、駿河の今川義元を中村勘九郎(当時)が、相模の北条氏康を杉良太郎が演じるという配役。特にこの杉良の氏康はちょーかっこよかった!私が北条氏康ファンになったのは、このドラマをみてからだ。それに比べて上杉謙信を演じる柴田恭平が、ちょっと物足りなかったが。まぁまだ許される範囲だろうか。
 それに比べると、昨年の大河ドラマの「風林火山」はひどかった。話自体が、やたら山本勘助主体で動きすぎてて、元からあまり好きじゃないのだが、すべての俳優の台詞回しが大時代がかってて、不自然極まりない。最悪は、上杉謙信演じたGackt。なんで戦国時代にビジュアル系の長髪なんだよ。しかも、第4回川中島の決戦でもそのまんまだし。あまりにつまらないので、ほとんど早送りで飛ばして見てましたけどね。それでも見てたのは、城郭配置が画面上に地図に表されて出ていたので、それだけ追ってたわけです。
 最近雪で、思うように城歩きできないので、去年行っていながら、風林火山ブームと取られるのがいやでブログに載せなかった信州の城を、今後数回にわたって取り上げようと思う。


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Microsoft、さいてー! [雑感]

 先日も書いたとおり、先週末にやっと新しいパソコンが到着しセットアップも完了して使っているのだが、まぁ~、Microsoftの自称「便利な機能」で、やりづらいやりづらい。メールのセットアップしようと思ったら、Outlook Expressが見つからないし。(Windowsメールだって?名前だけ変えるなよ、紛らわしい!)中でも特に頭にきたのは、Windowsフォトギャラリーってソフト。WindowsVistaだと、写真を見るのにデフォルトで勝手にこいつが開くのだが、試しに開いた写真で画質調整かけてみて、とりあえずかけた調整を全部キャンセルして閉じるか、と思って「×」マーク押したら、何も聞かずにいきなり上書きしてるじゃねーか!何で勝手に上書きしてるんだよ!っと思ったものの後の祭りで、すでにテスト的に掛けた画質調整が書き込まれてしまっている。あせってネットを調べたら、どうやら同じ被害に会っている人が多数いて、直す方法も見つかったので事なきを得たが、普通上書きする前に聞いてくるのが当然だろう。
 こんな勝手に上書き始めるような危なっかしいソフトで重要な写真を扱ってられないので、速攻でアンインストールしようとしたが、それもできない。今では、GoogleのPicasaを使うように設定変更したが、これほど不親切な頭にくるソフトは見たことがない。相変わらずMicrosoftって会社は、ユーザーのことを軽視している会社だと思い知らされた。皆さんも気をつけてくださいね。


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人のまことの心 [雑感]

 人は、その死に臨んで、初めてまことの心がわかる。死に際して残した最後の言葉で、その人の真価がわかる。三国志に登場する3つの国の3人の英主は、その対比が見事に浮き彫りになっている。
 晩節を汚したのは呉の孫権。末子に惑溺して皇太子の選定を誤り、呉国衰亡の端緒を開いた。
 蜀の劉備は、諸葛亮に後事の全てを託して何の迷いも見せず、鮮やかな死に際であった。
 しかし、その死に際してさえひときわ燦然と輝くのは魏の武帝、曹操。曹操は死に臨んでこう遺言した。
「天下は依然として安定をみない以上、まだ古式に従(って壮麗な葬儀を営む)わけにはいかない。埋葬が終わった後は、皆、喪に服してはならない。兵を統率して守備地に駐屯している者は、部署を離れてはならない。官吏はそれぞれ自己の職につとめよ。遺体を包むのには平服を用い、金銀珍宝を(墓中に)納めてはならぬ。」
 何よりも国の行く末を思い、天下の安寧を目指した男の言葉である。「演義」では悪役の頂点に立つ曹操だが、その真の姿はかくの如しである。劉備という英傑さえ同時代に生きていなければ、彼はたやすく天下を手中に納めたかもしれない。
 武帝紀を読み返して、あらためてそう思った。


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新型ブルーレイ [雑感]

 今日、出張から帰ってきて昨日の新聞見たら、ソニーからブルーレイレコーダーの新型が出るとの記事が載っていたので、早速ネットで確認した。2007年も秋口に入り、そろそろ出るだろうとは予想していたが、まさか、普及機からハイエンド機まで、一気に4機種も出たのは予想外だった。
 実は私、昨年末に現行型ハイエンド機のBDZ-V9を買ってるんですよ。ただV9は致命的な問題があった。何かと言えば、その方面では有名な話だが、2層BD-R/RW非対応というヤツである。ほぼ同じ時期にパナが出したBDは2層対応なのに、ソニーが技術的に対応できなかったということで、大いに不評を買っていたのだ。まあ、それでも自分がV9を買ったのは、実際に2層は使わないな、ということと、次機種は必ず普及機に走る!ハイエンド機は次のモデルでは出ない!と思ったからだ。
 でも、さすがにソニーも2層非対応で不評を買ったのは気にしてたんだな。今回もハイエンド機出してくるとは。詳細はざっと見たところでは、2層対応以外の機能は、実質的にほとんど同じのようだ。ただ、録画モードが多くなって、高圧縮方式のモードが追加されたようだ。この機能はちょっと欲しいかも・・・。
 それ以外は、まぁ、今のV9で満足。2層なんか、実質いらないし。一時期、2層の話は2chでだいぶ叩かれてたけど、あいつらはっきり言って駄々こね過ぎ。ディスク交換の手間なんて、大した事ないでしょ?たかだか数m歩くだけなのに。それを、全く使えないようなこと書いてる彼らは何なんだろうと思う。昔のビデオの使い勝手を考えたら天国だ。
 そんなわけで、今回もハイエンド機が出たのは予想が外れたが、当分は今の愛機V9で十分みたいだ。廉価版がもっと安くなったら、寝室にもBD入れようかな・・・。あっ、でも寝室のテレビ、HDじゃなかった。

http://www.sony.jp/products/Consumer/BD/product/special/index.html

(追記)その後わかったことだが、今回の新型ではBDへの書き込みが2倍速から4倍速になっているようだ。現行機ではHDDからBDへのムーブに時間が掛かるので、これはいいなぁ。ちなみにV9は4倍速のBD-R Ver.1.2には対応していなかったが、最近ソフトのアップデートが掛かり対応が可能となった。但し書込み速度は2倍速のままとのこと。トホホ。


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三国志 武帝紀 [雑感]

 最近、三国志を読み直している。三国志といっても、良く知られているような小説ではない。れっきとした歴史書の正史三国志の翻訳版だ。ちくま学芸文庫から文庫本サイズで出ているのに気づいて小躍りして喜んだのは、もう何年前のことだったろうか?確か宇都宮に来る以前のことだから、もう10年以上前になるだろう。その頃は、まだ史記も読んだことがなく、中国史の基礎知識もほとんどなかったので、当時は読んでみても、半分ぐらいしか理解できなかった印象がある。
 だって、夏・殷・周三代の歴史や斉桓・晋文・楚荘などの春秋五覇の故事なども知らなかったからね。わからなくて当然だった。何せ正史だと、皇帝の詔勅や官僚からの建言書が載っていて、必ずといっていいほど過去の故事が引き合いに出されているのだ。
 読み直しといっても、最近は試験勉強と仕事が忙しく、たまに寝る前にちょっとベッドで読む程度なので、遅々として進まない。それでもようやく最初の武帝紀が読み終わった。
 ちなみに武帝とは魏の曹操のことである。念のため。三国志を書いた陳寿は西晋の官僚だったから、魏(曹魏)から禅譲を受けて(実際には簒奪して)成立した西晋から見れば、三国時代は魏こそ正当王朝だったので、陳寿としてもそのスタンスで史書を書かざるを得なかった。したがって、司馬遷の創始した紀伝体の体裁を取った三国志において、本紀に建てられるのは曹操に始まる魏の歴代皇帝なのである。(曹操は実際には帝位にはつかなかったが)
 さて話がそれたが、最初に読んだときは全体の流れも過去の故事もわからなかったので、つまらなくて読むのが辛かったが、今回はなるほどと納得しながら読めた。読んでいて思ったが、曹操はある時までは王朝簒奪の野望はなかったようだ。自ら軍を率いて北に南に東にと征旅を続けていたが、ある時点までは官爵にこだわっていなかったように思われるのだ。それでも劉備は早くから、曹操の簒奪の意を見抜いて曹操から離れたと言われるが、まだそのころはそんなに強い簒奪の意を持っていなかったように感じた。それがある時から、おそらく漢の建て直しは不可能と見たいうか、持て余したのだろう。突如野望があらわになるのである。ちょうど献帝の皇后を捕らえて殺した辺りからだ。
 まぁ、本紀は歴史の表面上の建前しか書いてないから、本紀だけ読むとそう感じるだけかも知れないが。その辺は列伝を読んでいくと追い追いわかってくるだろう。
 なお、三国志の時代、群雄割拠する各勢力とも、烏桓や羌などの周辺諸民族を軍事力として頻繁に利用していたことが、今回読み直してあらためてよくわかった。この辺も、迫り来る五胡十六国時代を知っていると、なかなか感慨深いものがあった。


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「キャッスリング」ですか・・・ [雑感]

 最近、NHK-BSでいろんな人の趣味を紹介する番組を見た。うちのBDレコーダーの番組表で(DVDじゃなくてBDですよ、BD!早いでしょ。)、「城巡り名人」の紹介というので録画して見てみたのである。そしたらなんと、山城巡りのことを、一部で「キャッスリング」というのだそうな。そう、英語で城を意味する「Castle」に-ingを付けた言葉・・・。なるほど、物は言いようだなぁ。山城巡りなんていうと、なんか歴史オタクのネクラ~な趣味って感じのネガティブな響きがするけど、キャッスリングって言うと、やってることは同じでも、なんか爽快なスポーツをやってるような感じになる。ネーミングってのは重要だな、なんて思ったりする。
 とはいってもやってることは同じ、やっぱり山城歩きは山城歩き。藪の中を歩き回って、遺構を探す。堀切、横堀、竪堀、土塁、虎口、腰曲輪、主郭・・・。あまりに薮が酷いと、時々なんでこんなところ好きこのんで歩いてるんだろうと、我ながらバカらしく思うときもある。夏になれば、薮蚊に巨大クモの巣の連続。でもその先に、でっかい横堀でも出現しようものなら、我慢して歩いて良かった~!!とか思ってしまう。それに今時これほど金の掛からない趣味と言うのは、あまりないんじゃないかな。掛かるのは、遠征に必要なガス代と高速代ぐらいかな。あぁ、やっぱりやめられない、この城バカ・・・。
 今週末は、友人を訪ねつつ信州遠征の予定だ。メインは松本城だが、行く先々に城がひしめいている。あぁ、事前準備が大変だ。うふふふふ。


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